イベント

高知の文化・偉人たちを学ぶ会

■2017-05-01更新

高知の文化・偉人たちを学ぶ会
 平成23年6月6日にスタート致しました「高知の文化・偉人たちを学ぶ会」は、おかげ様で好評のうちに3月19日の最終回を迎え終了となりました。
多彩な講師陣が紹介する偉人たちのエピソードは、毎回新鮮な驚きと深い感動をもたらしてくれました。
参加者は10回で2,497名となり多くの方に受講していただきました。
講演後のアンケートからは、
「この会は意義深い良い機会を与えてくれました。楽しいだけでなく考えさせられ徳もいただけました」
「この会は高知県、地域にとって自分にできることが何かと考えるきっかけになりました。この会に参加できて良かったです」
「地元のお菓子と飲み物などのおもてなしがとても嬉しかった」
「質の高いおもてなしボランティアガイドの必要性を強く感じました」
「高知県全体が協力して、本気で観光に取り組み始めたなぁと感動しました」「高知の先人たちの足跡についていかに不勉強だったかを痛感いたしました。得た知識が何らかの形で、社会貢献につながることを考えています」などの声が寄せられました。

画像はありません

【第1回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】
<日時> 6月6日(月)13:30~15:00  
<会場> 城西館  <参加者数> 232名
<講演内容>「おもてなしの心」
<講師> 竹林寺住職 海老塚和秀氏
とさてらす 宮本典晃氏
 ユーモアたっぷりな語り口に、会場は笑いの渦。柔和な
語り口ながら、「おもてなしの心」とは何かを分かりやす
く解き明かしいただき、深く頷く参加者もいました。


【第2回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】
<日時> 7月4日(月)13:30~15:00  
<会場> 高知新阪急ホテル  <参加者数> 253名
<講演内容>「絵金と土佐の絵師」
<講師> 漫画家 村岡マサヒロ氏
 当代きっての人気漫画作家だけに、視点のユニークさ・新鮮さに、度肝を抜かれた参加者も多かったようです。
プロジェクターを使って視覚的に解説していただきましたので、アンケートに「また新しい見方で、
絵金を鑑賞しに行きたいと思います」と答えた人が目立ちました。


【第3回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】
<日時>8月3日(水)13:30~15:00  
<会場> 三翠園  <参加者数> 282名
<講演内容>「長宗我部元親」 
<講師>歴史民俗資料館 宅間一之氏
「色白でスタイルが良く、幼いころは女の子のようだと噂されて『姫和子』と呼ばれていた元親。
22歳でやっと初陣を迎えました。しかし京都から奥方を迎えるなど、
中央とのつながりに気を配るあたり、なかなかの政治的手腕も見せています」という
エピソードを披露、会場からはほうっという驚きの声が上がりました。


【第4回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】
<日時>9月5日(月)13:30~15:00  
<会場>ホテル日航高知旭ロイヤル  
<参加者数> 261名
<講演内容>「ジョン万次郎」
<講師> 坂本龍馬記念館 森健志郎氏
前田由紀枝氏

勤勉なジョン万次郎の探求してあまりある魅力に満ちた人物像に触れる喜びに、
会場は高知をますます誇らしく思う気持ちに包まれました。
森館長と前田学芸主任による講演は意義深い趣向でした。


【第5回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】

<日時> 10月3日(月)13:30~15:00  
<会場> 牧野植物園展示館階段広場
<参加者数> 264名
<講演内容>「牧野富太郎」
<講師> 武井近三郎園芸研究所主宰 武井道夫氏
牧野植物園学芸員 夏井操氏
 
武井道夫氏のお父様である武井近三郎氏からお聞きした牧野富太郎のエピソードなど貴重なお話に、会場は熱心に聞き入りました。
学芸員の夏井操氏はプロジェクターで園内を紹介してくださいました。
当日は天候にも恵まれ、講演の前後に園内の散策も楽しめました。


【第6回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】
<日時> 11月2日(水)13:30~15:00  
<会場> 高知市立自由民権記念館 <参加者数> 235名  
<講演内容>「板垣退助・植木枝盛・幸徳秋水・中江兆民」
<講師> 高知市立自由民権記念館 館長 松岡僖一氏
教科書ではおなじみの「板垣死すとも自由は死せず」の板垣退助、
「自由は土佐の山間より」の植木枝盛、非戦論者でありながら大逆事
件の首謀者とされた幸徳秋水、「東洋のルソー」と称えられ中江兆民
など、高知は自由民権運動のリーダーでした。前述の言葉や称号がどの
ようにして生まれたのかなどを、時間いっぱいお話しいただきました。


【第7回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】
<日時> 12月7日(水)13:30~15:00  
<会場> 土佐御苑  <参加者数> 231名
<講演内容>「土佐藩と野中兼山」
<講師> 土佐山内家宝物資料館 館長 渡部淳氏
産業の奨励や新田開発、人材の登用など、野中兼山の業績は多岐に
渡ります。レジュメ資料に沿った詳しい解説で、野中兼山の偉大さ
が改めて実感され、受講生からも「野中兼山の偉業は、県民自身が
もっと知っておくべきだ」という内省の声が多く聞かれました。


【第8回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】
<日時> 1月10日(水)13:30~15:00  <会場> 高知会館  
<参加者数> 228名 <講演内容>「吉田茂・浜口雄幸と土佐の政治家」 
<講師> 元県議会議長 元木益樹氏
高知県からは、第一次世界大戦後の軍拡の機運が高まる中にあっても軍縮
を貫き通した浜口雄幸、サンフランシスコ条約を調印して戦後の繁栄の礎
を築いた吉田茂など、傑出した政治家が生まれています。土佐の政治家た
ちを、同じ元政治家目線で解き明かしたユニークな講演でした。
第35号   第3面


【第9回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】
<日時>2月2日(木)13:30~15:00  <会場> 高知商工会館  
<参加者数> 243名<講演内容>「寺田寅彦・馬場孤蝶と土佐の文人」
<講師> ひまわり乳業株式会社代表取締役社長 吉澤文治郎氏

 硬派な話題に事欠かない高知ですが、実は文学上の功績も多大で、
独自の境地を切り開いた文人も輩出しています。「天災は忘れたころに
やってくる」で知られる寺田寅彦は、その代表との言えるでしょう。
講演の10日ほど前からは寺田寅彦が夢にまで出てきたという勉強熱心
な吉澤氏の素晴らしい学識とユーモアたっぷりの講演に、会場は終始笑
いに包まれていました。


【第10回高知の文化・偉人たちを学ぶ会】
<日時> 3月19日(月)13:30~15:00  
<会場> 高知県教育センター分館体育館
<参加者数> 268名
<講演内容>「郷土の偉人・文化・風土から未来へつなぐ」
<講師> 高知県知事 尾﨑正直氏
テレビ番組・イベントプロデューサー 川﨑奉治氏

前9回を通じて学んだ知識を、いかに「おもてなし観光」
に活かすかなど、尾崎知事の熱い思いが伝わる対談でし
た。また川﨑氏の「変化する土佐弁」は興味深かったと
いう声も聞かれました。当日は県下各市町村の観光ボラ
ンティアの皆さんも地域のパンフレット等を持って参加、展示協力などもしてくださいました。

↑ページトップへ